ハンティングラリーの作り方(完全ガイド)

ハンティングゲームを設定から公開まで作り切る通し実演 / ガチャ・図鑑・報酬の設定と参加者の体験まで

1. このガイドについて

このガイドは、ハンティングラリー(ハンティングゲーム)を1本、設定から公開まで実際に作り切る通しの実演です。見本サイト「さくらの森たからさがし」で、QRコード型のゲーム(スポットのQRを読むとガチャが回り、森の生き物カードを集める)を設定した実画面をそのまま掲載しています。

本ガイドでは抽選のことを「ガチャ」と呼びますが、管理画面上の表記は「くじ」です(例: くじ・ガチャ設定、くじを引ける間隔)。どちらも同じものを指します。

作業の全体像(この順に進めます)

  1. ゲームの基本を編集する(サイトの開設と初期設定は運営管理者が行います。開設されたサイトにはハンティングゲームが1つ用意されているので、それを編集するところから始めます)
  2. カード(集めるもの)を図鑑に登録する
  3. ガチャの当たり確率を設定する(カード登録だけでは当たりません)
  4. スポットを登録し、スポットのQRを掲示する
  5. 景品を登録し、報酬(参加登録・チェックポイント・全スポット発見・ランキング)を設定する
  6. 画面のデザインを整えて公開する

参加者のスマホからどう見えるかの通し、実際の導入事例、会員サイトとして育てる話も後半の章にあります。

2. 企画の考え方

ハンティングラリーは、まちや施設に貼られたQRコードを読むと、その場でガチャが回ってカードが当たり、集めたカードが図鑑にたまっていく周遊企画です。スタンプラリーが「全部の場所を1回ずつ巡る」企画なのに対し、ハンティングラリーは同じスポットに何度でも訪問でき、「今日は何が当たるか」というランダム性で繰り返しの来訪を生み出せます。

仕組みは4つの部品でできています

前提: 参加には会員登録が必要です

ハンティングラリーは会員制サイトの機能です。参加者はメールアドレスで会員登録してから遊ぶことになるため、告知の段階から「登録してから参加する」流れを案内しておきます。そのぶん、集めたカードの図鑑と獲得ポイントが会員に残り、イベント後もお知らせを届けられます。すでにこのサイトの会員になっている人は、ログインした状態でゲームの「参加する」ボタンを押すだけで参加でき、改めての登録は不要です。登録なしで気軽に参加してもらいたい企画には、スタンプラリー(登録なし)のほうが向いています。

企画段階で決めておくこと

この後の章は、この4つの部品を管理画面で順に設定していく流れになっています。

3. ゲームの基本を編集する

トップ > ハンティングゲーム > 編集

ハンティングゲームはサイト開設時に1つ用意されています。まず「ハンティングゲーム」の一覧から「編集」を開き、ゲームの基本を整えます。

ハンティングゲーム一覧のスクリーンショット
ゲームの一覧。「編集」から設定画面へ進みます。「シェア」でゲームページのURLとQRコードを取得でき、「公開」列で現在の公開状態を確認できます。作った直後のゲームは非公開です(公開のしかたは章「公開して参加者を迎える」)。
ゲーム編集画面のスクリーンショット
ゲーム編集画面。上から「ゲームの基本」「外観・演出」「報酬(任意)」と続き、最下部の「各種設定」が各機能への入口になっています。

ゲームの基本

くじを引ける間隔意味
スポットごとに1回同じスポットでは1人1回だけ引けます
スポットごとに1日1回同じスポットでも、日がかわればまた引けます(見本の設定。毎日の再訪を促したい企画向け)
制限なし回数の制限なく引けます

「スポットごとに1日1回」を選んだときだけ、「報酬(任意)」のスポットコンプリート報酬の欄に「コンプリート判定方法」の選択が追加で表示されます(章「報酬を設定する」)。

外観・演出

各種設定(この後の章で順に設定します)

4. カード(集めるもの)を図鑑に登録する

トップ > ハンティングゲーム > 編集 > 各種設定 > 集めるもの(カード)を管理する

参加者が集めるデジタルカードを登録します。カードはゲームごとの図鑑(コレクション)にまとまり、参加者はガチャで当てたカードを自分の図鑑にためていきます。

カード一覧(コレクション一覧)のスクリーンショット
カードの一覧(画面名は「コレクション一覧」)。見本では「リス」2pt・「フクロウ」3pt・「カワセミ」3pt・「シカ(レア)」8ptの4枚を登録しています。上部に「追加」「テンプレートをダウンロード」「インポート」「エクスポート」のボタンが並びます。
カード編集画面のスクリーンショット
カードの編集。番号・名称・画像と、右側の欄で「コレクション配布時に同時に配布されるポイント」(当てたときに入る点数)を設定します。レアカードほど高くするとランキングに差がつきます。

手順(1枚ずつ登録する場合)

  1. ゲーム編集の「集めるもの(カード)を管理する」を開きます
  2. 「追加」を押し、番号(カードの管理番号。Excel取込や画像の紐付けにも使います)と名称を入力し、カード画像を登録します
  3. 「在庫制限」は「在庫制限なし」のままにするのがおすすめです(カードは何人でも当てられるデジタルの絵柄のためです)
  4. 右側の欄でポイント(当てたときに入る点数)を入力して保存します

Excelでまとめて登録する

枚数が多い場合は、一覧上部のボタンからExcelで一括登録できます。

  1. 「テンプレートをダウンロード」で取込用のExcelファイルを入手します。列は「番号」「名称」「詳細説明」「在庫制限」「在庫数」と、ポイントの列です。1行が1枚のカードになります
  2. 「インポート」を開き、記入したExcelファイル(.xls / .xlsx)をアップロードします
  3. カード画像はExcelには入れられません。画像は「番号.jpg」のように、カードの番号をファイル名にしたJPEGファイルをZIP形式で圧縮したものを、同じインポート画面で別にアップロードします(ファイル名の番号で、どのカードの画像かが紐付きます)
  4. 取込のとき、番号が一致する既存カードは上書き更新され、一致しない番号は新しいカードとして追加されます

「エクスポート」で現在のカード一覧をExcelに書き出せます。件数が多いときの控えや、一括修正の下敷きに使えます。

カードを登録しただけでは、まだガチャで当たりません。次章の「当たり確率」の設定で、カードを確率グループに割り当てて初めて当たるようになります。

5. ガチャの当たり確率を設定する

トップ > ハンティングゲーム > 編集 > 各種設定 > 当たり確率を設定する

どのカードがどのくらいの確率で当たるかは、「くじ・ガチャ設定」の画面で「確率グループ」を作って決めます。グループに当選確率(%)を決め、そのグループにカードを割り当てる、という組み立てです。

このゲームのくじ一覧のスクリーンショット
「当たり確率を設定する」を開くと、このゲームのくじの一覧が表示されます(見本では「ガチャ1」が1本)。「ガチャ1」はゲームを作った時点でシステムが自動で用意するもので、次章の「デフォルトくじ」にも最初から紐付いています。「編集」から確率設定の画面に進みます。画面の注記のとおり、くじの状態や引ける間隔はゲーム設定側で一括管理されます。
くじ・ガチャ設定画面のスクリーンショット
確率グループの設定。見本では「ふつう」80%(リス・フクロウ・カワセミの3枚)と「レア」15%(シカ)の2グループを作っています。グループの確率はカードの数で均等に分けられるため、「ふつう」の3枚は1枚あたり26.67%と表示されています。画面左上には設定手順1〜3の案内、右側のパネルには名称・ハズレの有無・ハズレ画像の設定があります。

手順

  1. 「グループを追加」を押します。小さな設定画面(ポップアップ)「抽選グループの作成・編集」が開くので、「抽選グループ名」と「グループの当選確率(%)」を入力して保存します
  2. 作ったグループの「カードを選択・解除」を押し、「景品の選択」でこのグループから当たるカードを選んで保存します(複数選択できます。カードは前章で登録したものが並びます)
  3. 画面右上の「保存」で確定します
  4. グループの名称・確率を直すときはグループの「編集」を、グループが不要になったら「削除」を押します
抽選グループの作成・編集画面のスクリーンショット
「抽選グループの作成・編集」。確率を入力すると「80%のグループに3個の景品 → 各景品 26.67%ずつ」のように、グループ内のカード1枚あたりの確率が表示されます。
カードの選択画面のスクリーンショット
「カードを選択・解除」で開く「景品の選択」。登録済みのカードから、このグループで当たるものを選びます(選択済みのカードには「選択中」と表示されます)。

押さえておくこと

参加者側のハズレ画面のスクリーンショット
ハズレを引いたときの参加者側の画面(「残念!はずれです。」)。見本の設定で実際に残り5%のハズレを引き当てたところです。

カードは事前に登録しておく必要があります。グループに割り当てられていないカードは当たりません。確率設計の考え方(当選の等級ごとのグループ分け・小数での指定・ハズレなしにして代替景品を出す方法など)は、既刊くじ・ガチャの作り方で詳しく扱っています。

6. スポットを登録し、QRを掲示する

トップ > ハンティングゲーム > 編集 > 各種設定 > スポットを管理する

参加者に巡ってもらう場所を「スポット」として登録し、スポットごとの掲示用QRコードをダウンロードします。参加者がスポットのQRを読むと、そのスポットに割り当てたガチャが実行されます。

スポット一覧のスクリーンショット
スポットの一覧。見本では「ながめの丘」「どんぐり広場」「小川のほとり」の3か所を登録しています。上部の「デフォルトくじ」は、スポットにくじを個別指定しなかったときに使われる既定のガチャです。ゲームを作った時点でシステムが自動で用意する最初のガチャ(既定名「ガチャ1」。前章参照)が最初から紐付いているため、ガチャが1本だけならこの欄は初期状態のままで問題ありません。2本目以降のガチャを作った場合は、どちらを既定にするかをここで選び直します。「位置の厳密チェックを有効にする」をオンにすると、現在地とスポット位置の距離がチェックされます(不正防止)。
スポットの登録画面のスクリーンショット
「追加」で開くスポットの登録画面(画面上の名前は「対戦スポットの登録・編集」)。名称・キャンペーンコード・サブコードのほか、緯度・経度と半径(位置チェック用)、スポット固有のくじを設定できます。

手順

  1. 「追加」を押し、スポットの名称(40文字以内)を入力します
  2. 「キャンペーンコード」と「サブコード」を半角英数20文字以内で入力します。サブコードまで必ず入力してください(サブコードが空のスポットは、QRを読み取ってもガチャが始まりません)。見本は「spot01」〜「spot03」にサブコード「a」の組み合わせです
  3. 必要に応じて緯度・経度と、スポット固有のくじを設定して保存します
  4. 一覧の「QR」ボタンから、掲示用QRコードを色・大きさを選んでダウンロードし、印刷して現地に貼り出します
QRコードのダウンロード画面のスクリーンショット
「QR」ボタンで開く「QRコードのダウンロード」。色と大きさ(標準は450ピクセル)を選んでダウンロードします。

キャンペーンコードとサブコードの決め方

7. 景品を登録する

トップ > ハンティングゲーム > 編集 > 各種設定 > 景品を管理する

報酬として渡す景品(現物)を、先に登録しておきます。景品の受け取り方(現地交換か応募フォームか)はここで決めます。ゲーム一覧の歯車ボタン(その他のアクション)の「景品設定」からも同じ画面を開けます。

このゲームの景品一覧のスクリーンショット
このゲームの景品管理。見本では現地交換の「森のたからもの交換券」(受取方法の列は「店舗交換」表示)と、フォーム応募の「森の生き物図鑑セット」(同「フォーム」表示・行に「応募フォーム」ボタンが付く)の2つを登録しています。
景品の登録画面のスクリーンショット
「追加」で開く景品の登録画面。名称・交換方法・在庫制限を決めて保存します。

各項目の説明

項目説明
景品名称参加者に表示される景品の名前(40文字以内)
景品画像景品の画像(推奨600x600ピクセル)
景品の交換方法「現地で交換」= 参加者が受付などで画面を見せ、その場で交換します/「フォームで応募」= 当選した参加者が応募フォームでお届け先を入力し、主催者が後日発送します(応募フォームは自動で作られます)
期間FROM / TO受け取り・応募を受け付ける期間(空欄なら常時)
在庫制限「在庫制限なし」または「在庫制限あり」の2択。「あり」を選ぶと在庫数を入力します

よくある操作手順: 景品を登録する

  1. 「景品を管理する」を開き、「追加」を押します
  2. 景品名称を入力し、交換方法(「現地で交換」または「フォームで応募」)を選びます
  3. 在庫制限を選んで保存します
  4. 登録した景品は、報酬(スポットコンプリート報酬・ランキング報酬)に割り当てられます

フォーム応募の景品: 応募のあとの運用

応募一覧画面のスクリーンショット
「応募一覧」。応募日時・応募者名・住所・電話番号・メールアドレスが並び、「エクスポート」でExcelファイルに書き出せます。

ランキング報酬で「フォームで応募」の景品を渡す場合、参加者が応募できるようになるのはランキングの集計が行われてからです(章「報酬を設定する」の「ランキング報酬が渡されるタイミング」を参照)。

受け取り方2択の詳しい流れ(現地交換の「交換する」操作と交換済み表示・当選者一覧・応募フォームの編集項目・在庫の考え方)は、既刊くじ・ガチャの作り方の「景品の種類」「景品の作り方」の章で扱っています。

8. 報酬を設定する

トップ > ハンティングゲーム > 編集 > 各種設定 > 報酬を設定する

参加登録や達成のごほうびとして渡す報酬(ポイント・景品など)を設定します。報酬は「①報酬を作る」「②渡すタイミングに割り当てる」の二段階で設定します。

① 報酬を作る

報酬一覧のスクリーンショット
報酬の一覧。見本では4タイプを1つずつ、「はじめての一歩ボーナス」(登録報酬)・「50ポイント到達ボーナス」(チェックポイント報酬)・「全スポット発見賞」(スポットコンプリート報酬)・「上位入賞プレゼント」(ランキング報酬)を作っています。
報酬の登録画面のスクリーンショット
「追加」で開く「宝探しゲームの報酬の登録」。名称とタイプを選んで保存します。

タイプは4種類です(一覧のタイプ列の表記)。

タイプの下には「配布ポイント」の入力欄が並び、渡すポイント数をここで入力します。ただしこの欄は、サイトで使っているポイントの種類のうち、このゲームの集計ポイントと同じ種類は対象外です(渡すポイントと進捗の基準にするポイントが同じだと、チェックポイントの判定が二重に動くのを防ぐための仕様です)。ランキング報酬とスポットコンプリート報酬を選んだときは、さらに「景品選択」欄が追加され、渡す景品も選べます(景品は前章で登録しておきます)。見本では、スポットコンプリート報酬「全スポット発見賞」に景品「森のたからもの交換券」を、ランキング報酬「上位入賞プレゼント」に景品「森の生き物図鑑セット」を紐付けています。どのタイプでも「くじ抽選券配布」欄が並び、チケットタイプ(抽選券消費型)のくじへ渡す枚数を設定できます(くじの作り方は既刊くじ・ガチャの作り方を参照。選択肢にはチケットタイプで作ったくじだけが並びます)。この欄はポイントの種類とは無関係に常に選べます。

報酬の中身設定できるタイプ
配布ポイントこのゲームの集計ポイントとは別の種類のポイントのみ(同じ種類は欄自体が出ません)
くじ抽選券4タイプすべてで設定可能
景品スポットコンプリート報酬・ランキング報酬のみ
チェックポイント報酬の編集画面のスクリーンショット
「50ポイント到達ボーナス」を編集で開いたところ。名称とタイプの下に「くじ抽選券配布」欄があり、抽選券消費型のくじ「もりのおたのしみ抽選会」を選び、「配布チケット枚数」に1を入れています。「配布ポイント」の入力欄はありません。見本サイトはサイトで使っているポイントの種類が集計ポイント(「ポイント」)1つだけのため、配布ポイントの対象になる種類が残らず、この欄自体が表示されないためです(複数のポイントの種類を使う設定は既刊ランクアップと二軸ポイントの作り方を参照)。ポイントの種類が1つだけのサイトでも、くじ抽選券・景品・称号・クーポンは報酬として渡せます。

② 渡すタイミングに割り当てる

ゲーム編集画面の報酬(任意)欄のスクリーンショット
ゲーム編集画面の「報酬(任意)」を開いたところ。「報酬を追加・管理」で①の画面に移動できます。「登録時報酬」「スポットコンプリート報酬」の各欄で、①で作った報酬を選んで割り当てます。
チェックポイント報酬欄のスクリーンショット
「報酬(任意)」の下段。「スポットコンプリート報酬」(1人1回のみ。スポットが後から追加されても再付与されません)と「チェックポイント報酬」の表が並びます。見本は「50 ちょうど」で「50ポイント到達ボーナス」を渡す設定です。割り当てを変えたら画面右上の「保存」を押します。

チェックポイント報酬の入れ方(見本: 50ポイント到達でくじ抽選券1枚)

  1. ①の「追加」(または「50ポイント到達ボーナス」の「編集」)で、タイプに「宝探しゲームチェックポイント報酬」を選び、「くじ抽選券配布」欄でチケットタイプのくじ(見本は「もりのおたのしみ抽選会」)を選んで、「配布チケット枚数」に渡す枚数(見本は1)を入力して保存します
  2. ゲーム編集画面の「報酬(任意)」を開き、「チェックポイント報酬」の「チェックポイント追加」を押します
  3. 小さな設定画面(ポップアップ)「チェックポイント追加」で、「ポイント値」に達成ラインの数字を入力します(見本は50)
  4. 「チェックポイント種別」を選びます。「ちょうど」はそのポイント数に達した時に1回だけ、「ごと」はそのポイント数ごとに繰り返し渡されます
  5. 「報酬アクション」で1で作ったチェックポイント報酬を選び、「追加」を押します
  6. 表に行が追加されたことを確認し、画面右上の「保存」を押します
チェックポイント追加画面のスクリーンショット
「チェックポイント追加」。ポイント値・チェックポイント種別・報酬アクションを選んで「追加」します。

くじを引ける間隔が「スポットごとに1日1回」のときは、スポットコンプリート報酬の欄に「コンプリート判定方法」(「通算」または「当日のみ」)の選択が表示されます。

ランキングの設定

トップ > ハンティングゲーム > 編集 > 各種設定 > ランキングを設定する

ランキング設定画面のスクリーンショット
ランキングの集計ルールと報酬の範囲。見本は「総合ランキング」で、報酬グループ「1〜3位: 上位入賞プレゼント」、表示制限「上位10人」の設定です。「手動実行」で集計をその場で実行できます。

「追加」から、集計期間と、どの順位までにどの報酬(①で作ったランキング報酬)を渡すか、ランキングに表示する人数を設定します。

ランキング報酬が渡されるタイミング(集計の実行)

ランキング報酬は、報酬グループを設定しただけではまだ渡されません。集計タイミングごとに決まった時点で集計が行われ、そのときの順位に応じて上位者に渡されます。

集計タイミング報酬が渡されるとき
総合ランキングゲームの終了日の翌日に、自動で1回渡されます。ゲームに終了日を設定していない場合、自動では渡されません(下記の「手動実行」を使います)
期間ランキング設定した期間の終了日の翌日に、自動で1回渡されます
日次ランキング毎日、前日分の順位で自動で渡されます
月次ランキング毎月1日に、前月分の順位で自動で渡されます

「総合ランキング」の設定行には、報酬グループを設定していると「手動実行」ボタンが表示され、終了日を待たずにその場で集計・付与できます。イベント終了直後にすぐ景品を渡したいときや、公開前の動作確認に使います。

手動実行の完了表示のスクリーンショット
「手動実行」を押すと確認画面のあとに集計が行われ、報酬が渡された人数が表示されます(手動実行のときは「(強制再実行)」と付きます)。見本では報酬グループ「1〜3位」の3人に渡されました。

報酬グループを設定していないランキング(表示だけのランキング)は、集計・付与の対象外です。また「フォームで応募」の景品をランキング報酬で渡す場合、参加者の応募フォームはこの集計が行われて初めて開けるようになります。参加者側の流れは章「参加者の体験を通しで見る」を参照してください。

ポイントサイトでお使いの場合: 報酬のポイントを2種類(使うと減る「通常のポイント」と、貯まり続ける「ランクアップ用」)に分けて渡せます。ハンティングで貯めたポイントがランクと称号につながる形です。詳しくはランクアップと二軸ポイントの作り方と称号の作り方と配り方を参照してください。

9. 画面のデザインを編集する

トップ > ハンティングゲーム > 編集 > 各種設定 > 画面のデザインを編集する

参加者が見る各画面の文面やデザインを編集できます。参加者が最初に見る開始画面の雰囲気づくりが、「やってみたい」を左右します。

画面デザイン編集のスクリーンショット
画面ごとのタブ(開始画面レイアウト・終了画面レイアウト・くじ実行画面レイアウト・個人集計画面レイアウト・ランキング画面レイアウト)を切り替えて、ブロックを追加しながら文面・画像・配色を編集します。見本の開始画面は「秘宝を探せ!」のテーマで、遊び方の3ステップと発見できる秘宝の格(レア度)の説明を載せています。「下書き保存」で公開前の状態を残せます。

手順

  1. 編集したい画面のタブ(開始画面レイアウトなど)を選びます
  2. 「+」でブロックを追加し、見出し・説明文・画像を配置します
  3. くじを引くときの演出は、ゲーム編集画面の「外観・演出」(演出タイプ・アニメーション速度)で変えられます
  4. 「保存」で参加者側に反映されます

開始画面に「遊び方」(参加して出発 → スポットでQRを読む → くじを引いて発見)を載せておくと、初めての参加者が迷いません。この後の「参加者の体験を通しで見る」で実際の見え方を確認できます。

10. 公開して参加者を迎える

トップ > ハンティングゲーム

設定がそろったら公開します。ゲームは作った直後は非公開で、非公開の間は参加者からゲームページを見ることができません。公開・非公開の切り替えは、ゲーム一覧の歯車ボタン(その他のアクション)から行います。

ゲーム一覧で歯車メニューを開いたスクリーンショット
非公開のゲームで歯車ボタン(その他のアクション)を開いたところ。先頭に「公開する」があり、公開中のゲームでは「非公開にする」に変わります。「公開」列のバッジ(非公開/公開中)で現在の状態を確認できます。

公開する操作

  1. ゲーム一覧で、対象ゲームの歯車ボタン(その他のアクション)を押します
  2. 「公開する」を押します。「「(ゲーム名)」を公開しますか?」という確認が出るので「はい」を押します
  3. 「公開」列が「公開中」に変わったことを確認します。非公開に戻すときは、同じメニューの「非公開にする」を押します(何度でも切り替えられます)

公開前の確認のしかたと限界

公開までの確認

  1. 開催期間を区切る場合は、ゲーム編集の「開催期間(任意)」を設定します
  2. ゲーム一覧の「シェア」から、ゲームページのURLとQRコードを取得します。これが入口(ポスター・チラシ・サイトに載せるQR)になります
  3. スポットのQR(前章でダウンロードしたもの)を現地に掲示します

入口QRとスポットQRの違い

サイト全体の公開設定・トップページやドロワーメニューからの導線づくりは、テンプレート標準の操作マニュアル(ハンティングイベントサイト)の「サイトを整える」「トップページ設定」の章を参照してください。

11. 成績を見る

トップ > ハンティングゲーム > 編集 > 各種設定 > 成績を見る

参加者ごとの獲得ポイントや、スポットの読み取り状況を確認します。開催中の盛り上がりと、動線の弱い場所がここで分かります。

ハンティングゲーム統計画面のスクリーンショット
主要統計。総獲得件数・参加ユーザー数・平均獲得数/人・総獲得ポイントの概要と、日別獲得推移、スポット別到達率が並びます。タブで「スポット統計」「くじ統計」「詳細分析」「獲得履歴」にも切り替えられます。

見かた

12. 参加者の体験を通しで見る

ここまでで作ったハンティングラリーが、参加者のスマホでどう見えるかを最初から最後まで通して見てみます。ハンティングラリーは会員制サイトの機能なので、初めての参加者はまず会員登録をしてから遊ぶことになります。

1. 開始画面から参加登録へ

ゲーム開始画面のスクリーンショット
入口QRからゲームの開始画面へ。「画面のデザイン」で作った見た目と遊び方(冒険の進め方)が表示され、「参加する」を押すと参加登録に進みます。
参加登録フォームのスクリーンショット
メールアドレスを入力し、ロボット確認にチェックして「認証メールを送信する」を押します。SNSアカウントでのログインを使う方法もあります。
認証コード入力画面のスクリーンショット
届いたメールに記載された認証コードを入力します。
ユーザー登録画面のスクリーンショット
ニックネームとパスワードを決めて「登録」。そのままゲームに参加した状態になります。

すでにこのサイトの会員になっている人は、ログインしていれば開始画面の「参加する」を押すだけで参加できます(登録フォームは表示されません)。

2. スポットのQRを読んでガチャを引く

スポットのガチャ実行画面のスクリーンショット
現地のスポットQRを読むと、そのスポットのガチャ実行画面が開きます。「探索する」を押すと演出とともに抽選が始まります。
ガチャ結果でカードを獲得した画面のスクリーンショット
結果発表。カードが当たると、そのカードとポイントを獲得します(見本では「カワセミ」カードと3ポイント)。

3. 全スポットの発見と進捗

スポット進捗100%の画面のスクリーンショット
ゲームページではスポット進捗(3/3完了・100%)と、各スポットの「済」が一目で分かります。下部には「画面のデザイン」で載せた遊びかたのヒントが並びます。

4. 図鑑(発見記録)と景品の受け取り

発見記録(図鑑)のスクリーンショット
「あなたの発見記録」。当てたカードが発見回数付きで並び、総ポイントも確認できます。すべてのスポットを発見すると、スポットコンプリート報酬の景品が渡され、画面右上にギフトのボタンが表示されます。
景品の交換画面のスクリーンショット
ギフトのボタンを開くと、「全スポット発見賞」の景品「森のたからもの交換券」の交換画面が表示されます。参加者は「交換する」を押し、画面を受付で見せてその場で受け取ります(交換操作の詳しい流れは既刊くじ・ガチャの作り方の「景品の種類」を参照)。

5. ランキング

ランキング画面のスクリーンショット
ランキング。獲得ポイントで競い、「ランキングを設定する」で決めた集計と表示人数で順位が表示されます。

6. ランキング報酬と応募フォーム

「ランキングを設定する」で報酬グループを設定している場合、集計が行われると(総合ランキングならゲーム終了日の翌日、または「手動実行」を押したとき)、そのときの上位者に景品が渡されます。渡されるまでは、参加者の画面には何も表示されません。

発見記録ページの右上にギフトのボタンが2つ表示されたスクリーンショット
景品が渡されると、発見記録ページの右上にギフトのボタンが増えます。見本は、受け取り済みのスポットコンプリート報酬に加えて、ランキング報酬の景品「森の生き物図鑑セット」(フォームで応募)が届いた状態です。
景品の応募フォームのスクリーンショット
「フォームで応募」の景品は、ギフトのボタンを開くと応募フォームが表示されます。参加者はお名前・お届け先住所・電話番号・メールアドレスを入力し、同意にチェックして「送信」します。
応募完了画面のスクリーンショット
送信すると完了の文面(既定では「ご応募ありがとうございます。抽選結果は後日お知らせいたします。」)が表示されます。応募の内容は、管理画面の「応募一覧」で確認できます(章「景品を登録する」)。

応募フォームは、景品を受け取った本人がログインした画面からだけ開けます。応募フォームのURLをコピーして、メールやSNSで対象者に案内するといった運用はできません(本人以外やログインしていない状態で開くと、エラー画面や対象外の案内が表示されます)。参加者への案内は「集計のあと、発見記録ページ右上のギフトのボタンから応募してください」という形で行ってください。

この通しの流れは、「スポット」「カード」「ガチャ」「報酬」の4つの部品の設定が、そのまま参加者の体験になったものです。

13. 実例: 百年公園「100年の森アドベンチャー」

この冊子で作ったものと同じ仕組みが、実際のイベントでどう使われたかの実例です。岐阜県の百年公園では、デジタルハンティングラリー「100年の森アドベンチャー」(2025年4月23日〜6月15日開催)が実施されました。以下の画像は実績紹介ページに掲載されている紹介資料です。

100年の森アドベンチャーのキービジュアル
キービジュアル。里山の森を舞台に、100種類の生き物(昆虫・水辺の生き物・鳥・哺乳類など)をハンティングして図鑑を埋めていく企画です。
ガチャで周遊する仕組みの紹介資料
仕組みの全体像。園内に掲示したQRを読むと1日1回生き物をゲットでき、レアキャラほど高得点。ランキング機能と「100点ごとに抽選券」の報酬を組み合わせて、何度も足を運んでもらうしかけになっています。
生き物カードの実画面(クマゼミとゆるキャラ)
カードの実画面。地域に生息するいきものに加えて、参加市町のゆるキャラもカード化。カードの解説文が「楽しくハントしながら地域資源を知るきっかけ」になっています。

実例の仕掛けと、この冊子の手順の対応

実例の仕掛けこの冊子ではどこで作るか
園内に掲示したQRを読むと生き物をゲットスポットを登録し、QRを掲示する+ガチャの当たり確率を設定する
1日1回引けるゲームの基本を編集するの「くじを引ける間隔」(スポットごとに1日1回)
レアキャラほど高得点カードの登録のポイント設定と、確率グループのレア度分け
100種類の生き物図鑑カードの登録のExcel一括取込(1行=1枚でまとめて登録)
ランキングで競う「ランキングを使う」+ランキングの設定
100点ごとに抽選券チェックポイント報酬(種別「ごと」)に相当する組み立て

詳しい実施内容は、実績紹介ページ「ポスト・デジタルスタンプラリー『100年の森アドベンチャー』」(kakehashi-services.com/works/works49)をご覧ください。スポットの数もカードの種類数も、この冊子の手順の繰り返しで増やせます。

14. 会員サイトとして、さらに育てる

ハンティングラリーは会員制サイト(ファンサイト)の機能です。つまりこのサイトには、イベントを終えた時点で「参加してくれた会員」という資産がすでに残っています。イベントを単発で終わらせず、この会員基盤を使って関係を続けていくことができます。

このサイトで、すでにできていること

次のイベントに向けて

ポイント交換所を持つと

交換所の追加をご希望の場合は、かけはし担当までご相談ください。テンプレートの変更で対応でき、登録済みのゲームや会員のデータはそのまま引き継がれます。