ランクアップと二軸ポイントの作り方

ポイントを「交換用」と「ランク用」の2種類に分け、レベルと称号で「続ける理由」を作る / 機能別・横断ガイド

1. なぜポイントを2種類に分けるのか

ポイントが1種類だけだと、困ったことが起きます。景品と交換するとポイントが減り、いちばん使ってくれた人ほど、残高が少なく見えてしまうのです。使うほど「新規の人」と見分けがつかなくなる——これでは、続けてくれた人に報いることができません。

解決: 「通常のポイント」と「ランクアップ用」に分ける

通常のポイント(交換用)ランクアップ用ポイント
性質使うと減る貯まり続ける・減らない
役割景品との交換。「貯めて使う楽しみ」レベルと称号。「続けるほど上がる位」
参加者から見るとお財布その人の歩み

2つに分けると、交換で使っても位は下がりません。「使う楽しみ」と「積み上がる誇り」を両立できます。

実例: 関ケ原ファンクラブ

岐阜県関ケ原町の「関ケ原ファンクラブ」では、貯まり続ける「石高」でランクが上がり(足軽 → 足軽大将 → 侍大将…)、「軍資金」で現地の景品と交換します。名前をその土地の世界観に合わせるだけで、同じ仕組みがそのまま物語になります。2019年から6年以上動き続けている構成です。

この冊子でやること

  1. ポイントを2種類に分けて、それぞれに名前を付ける
  2. ランク用ポイントの貯まり具合に応じたレベル(位)を設定する
  3. レベルに応じて贈られる称号を登録する
  4. 参加者の会員証でどう見えるかを確認する

2. ポイントを2種類に分ける

トップ > ポイント設定

ランクアップ機能が有効なサイトでは、ポイント設定の画面に「ランクアップ用」と「通常のポイント」の2つの枠が表示されます。

ポイント設定(ランクアップ用と通常のポイント)のスクリーンショット
上が「ランクアップ用」、下が「通常のポイント」。それぞれ名前と単位を変えられます。

2つの枠の意味

  1. ランクアップ用: レベル(位)を上げるためのポイントです。交換には使えず、貯まり続けて減りません。画面の「編集」から名前と単位を変えられます(例: 石高)
  2. 通常のポイント: 景品との交換やゲームに使うポイントです。「交換可/不可」と「会員証ページへの表示」を選べます(例: 軍資金)

名前の付け方

名前はサイトの世界観に合わせて自由に変えられます。「ランクポイント」「ポイント」のままでも動きますが、その土地・その企画の言葉に変えるだけで、同じ仕組みが物語になります。商店街なら「常連度」と「お買い物ポイント」、歴史の町なら「石高」と「軍資金」のように。

ポイントを配るとき(配布用QRやラリー報酬)に、どちらのポイントを何ポイント渡すかをそれぞれ指定できます。「来てくれたらランクアップ用を10pt、買ってくれたら通常のポイントを100pt」のような使い分けができます。

3. レベル(位)を設定する

トップ > 称号・ランク設定 > レベル設定

ランクアップ用ポイントがいくら貯まったら、どの位に上がるかを決めます。各レベルには獲得称号が必ず1つ付きます。レベルが上がった瞬間に、その称号が自動で贈られます。

レベル設定のスクリーンショット
レベル番号・獲得称号・必要なランクポイントが1行になります。

手順

  1. 先に称号を登録しておきます(次の章)。レベルは称号なしでは作れません
  2. 「レベル追加」を押します
  3. 必要なランクポイントを入れます(例: Lv.1 は 100pt、Lv.2 は 300pt、Lv.3 は 1,000pt)
  4. 獲得称号を選びます。このレベルに到達した人へ自動で贈られる称号です
  5. 保存すると一覧に並びます。レベル番号は追加した順に付き、その順番でレベルアップしていきます

段差の決め方

最初のレベルは「数回来れば届く」くらい低く、上のレベルほど間隔を広げるのが定石です。Lv.1 が遠いと最初の達成感が来る前に飽きてしまい、逆に全部が近いとすぐ頭打ちになります。100 → 300 → 1,000 のように、倍々より少し急な階段が長続きします。

レベルは後から追加できます。運用しながら「最上位に届いた人が増えてきたら、その上を足す」形で育てられます。

4. 称号を登録する

トップ > 称号・ランク設定 > 称号一覧

称号そのものをここで作ります。作った称号は、レベル到達・ラリーの報酬・くじの当たりなど、いろいろなきっかけで配れます(配り方は各冊子で説明します)。

称号一覧のスクリーンショット
称号一覧。番号・画像・名前・説明が並びます。

手順

  1. 「称号一覧」を開き、「追加」を押します
  2. 名前を入れます(40文字まで)。「さくら常連」のように、サイトの世界観に合わせた呼び名にします
  3. 番号を入れます(英数字20文字まで・同じ番号は登録できません)。「LV001」のように、あとで見て分かる連番がおすすめです
  4. 説明を書きます。参加者が称号を見たときに表示される文章です。「どうすればもらえるか」ではなく「もらった人がうれしくなる言葉」を書くのがコツです
  5. 画像を付けます(任意)。メダルやバッジの絵柄があると、会員証に飾ったときの特別感が大きく変わります
  6. 「保存」を押します

画像が無くても称号は機能します。まず名前だけで作って運用を始め、あとから画像を差し替えることもできます。一覧の「所持者」ボタンで、その称号を持っている会員を確認できます。

5. 参加者からはこう見える

設定した2種類のポイントとレベルは、参加者の会員証(マイページ)に現れます。

会員証に出るもの

レベルが上がった瞬間

交換用のポイントをいくら使っても、レベルと称号は下がりません。「使うと損」がないので、参加者は安心してポイントを使えます。