貼りっぱなしQRの作り方

掲示物はそのまま、QRの行き先だけを後から差し替える / 機能別・横断ガイド

1. 貼りっぱなしQRとは — 刷り直さない掲示

ふつうのQRコードは、印刷した瞬間に行き先が固定されます。案内を変えたければ、掲示物を作り直して貼り替えるしかありません。貼りっぱなしQRは逆です。掲示物はそのまま、QRの行き先だけを管理画面から差し替えられます。

できること

この冊子でやること

  1. QRを登録する
  2. 条件で行き先を切り替える
  3. 行き先に何を指定できるかを知る
  4. QRコードを取得して掲示物にする

一度掲示したら、あとの変更はすべて管理画面の中で完結します。「貼りっぱなし」の名前のとおりです。

2. QRを登録する

トップ > 貼りっぱなしQR

QRコードは1つずつ「名前」と「タイプ」を付けて登録します。登録済みのQRは一覧に並び、1行が1つのQRコードに対応します。

貼りっぱなしQR登録一覧のスクリーンショット
登録一覧。「店舗案内QR」(タイプ: 時間制御)が1件登録されています。

手順

  1. 一覧の「追加」を押します
  2. 名前を入れます(管理用。「駅前掲示板QR」のように場所が分かる名前がおすすめです)
  3. タイプを選びます。行き先を切り替える条件の種類です(時間制御・日付制御・日付・時間制御・時間+場所制御・日付+場所制御・位置情報制御)。条件を1つも追加しなければ、常にデフォルトの行き先へ案内されます(=手動差し替え専用のQRとして使えます)
  4. デフォルトの行き先を設定して保存します

掲示する場所ごとに別の案内をしたい場合は、場所の数だけQRを登録します。どこで読まれたかを分けて数えたいときも、場所ごとに分けておくと後で読み取りの内訳が追えます。

3. 条件で行き先を切り替える

トップ > 貼りっぱなしQR > 編集

「デフォルトの行き先」と「条件つきの行き先」の組み合わせで動きます。条件は上から順に判定され、最初に合致した条件の行き先が使われます。どれにも合致しなければデフォルトへ案内されます。

貼りっぱなしQRの編集画面のスクリーンショット
「店舗案内QR」の編集画面。デフォルトの行き先と、時間帯ごとの行き先(優先順位1〜3)が設定されています。

条件の種類(タイプ)

タイプ切り替えのきっかけ例
時間制御時間帯朝はモーニング、昼はランチ、夜はディナーの案内
日付制御日付の範囲会期前は予告、会期中は本編、会期後はお礼のページ
日付・時間制御特定の日の特定の時間帯祭りの当日の午前中だけ特別な案内
位置情報制御読んだ場所(座標+半径)A店の前で読めばA店の、B店の前で読めばB店の案内
時間+場所/日付+場所両方を満たしたとき営業時間中に店舗の近くで読んだ人だけ特別ページへ

設定のコツ

4. 行き先に指定できるもの

行き先は「ページ」だけではありません。サイトの中のいろいろな部品を直接指せます。ここが貼りっぱなしQRのいちばん面白いところです。

指定できるもの

行き先何が起きるか
フリーページ案内ページを表示します。いちばん基本の使い方です
外部リンク公式サイトやSNSなど、既にあるページへ案内します
くじ・ガチャなどのアクション読んだ瞬間にくじが引けます。時間帯や日付でくじの中身を変えることもできます(朝のくじ・夜のくじ)
スタンプラリーのスタンプ地点読んだ瞬間にスタンプが押せます。位置情報制御と組み合わせると、配った1枚の札のQRが「いる場所のスタンプ」を返す——地点側に掲示物を貼らないラリーが組めます

ポイントサイトでお使いの場合: ポイントの配布用QRアクションも行き先に指定できます。時間帯の条件と組み合わせれば「朝の来店だけポイント2倍」のような出し分けが、掲示物1枚のままできます。ポイントの設定はランクアップと二軸ポイントの作り方を参照してください。

5. QRコードを取得して掲示物にする

トップ > 貼りっぱなしQR > シェア

一覧の「シェア」ボタンから、QRコードの画像とリンクを取得できます。取得したQRを、ポスター・卓上POP・札などの掲示物に印刷します。

シェアメニューのスクリーンショット
シェアメニュー。QRコードのダウンロードとリンクのコピーができます。

手順

  1. 一覧の「シェア」を押します
  2. QRコードの画像をダウンロードします(リンクのコピーもできます)
  3. 掲示物のデザインに載せて印刷します

印刷したQRコードは、以後どれだけ行き先を変えても刷り直し不要です。逆に言うと、QRを削除すると印刷済みの掲示物が全部無効になります。使わなくなったQRも、掲示物が残っている間は削除せず、行き先を差し替えて使い回すのが安全です。

6. 運用 — 差し替えの2通りと、まとめて切り替える方法

掲示した後の運用は2通りです。どちらも掲示物には触りません。

手動で差し替える

  1. 「フリーページ」または「外部リンク」で、新しい行き先を先に用意します
  2. 一覧から差し替えたいQRの「編集」を開きます
  3. 「デフォルト」の行き先を外し、「選択」から新しい行き先を選び直します
  4. 「保存」を押します。次の読み取りから新しい行き先へ案内されます

条件で自動的に切り替える

前の章のとおり、時間帯・日付・位置の条件を設定しておけば、以後は自動で切り替わります。「会期の前半と後半で内容を変える」「週替わりのコンテンツ」も、最初に条件を組んでおくだけで貼り替えゼロで運用できます。

たくさんのQRをまとめて切り替える

まちなかに何十枚も掲示している場合、1枚ずつ差し替えるのは大変です。モード一括切替(中央制御)を使うと、「平常時」「イベント中」などのモードをあらかじめ定義しておき、管理画面のスイッチひとつで全QRの行き先を一斉に切り替えられます。イベントの朝にスイッチを入れ、終わったら戻すだけです。

モード一括切替の設定はサイトの構成によって使えない場合があります。使いたい場合は、かけはし担当までご相談ください。